収納ノウハウのほんの一端でも…!
研究会「IKEA・PAXのススメ」を振り返りながら、
そんな思いでお届けしております。
前回は、収納のことはじめとして
「自分の持ち物の洗い出し」をご提案しました。
どれだけのものを納めたいか?
それを把握してこそ、必要な収納量が設定できます。
キーワードは『どこに、何を、置くか?』
この答えが的を得ていれば、収納問題は大きく改善するはずです!
まずは、PAXシリーズの規格サイズをもとに、
収納全体のボリューム&レイアウトを決めていきます。
この作業は、私たちが行う設計業務のひとつ。
プランに、収納計画もしっかり盛り込み、ご提案します。
その量が多いか少ないか…適量を確かめていただき、
家全体の収納量は、設定完了です。
ここで大切に考えているのは…レイアウト。
『どこに何を置くか?』の「どこに」の部分です。
過去50軒超の事例を見返すと…
3つのパターンに振り分けられました。
①向かい合わせ:とにかく、ここにまとめましょう↓
②壁に沿わせて:お部屋や通路の壁面にずらっと並べて↓
③使うべき場所に:エントランスや洗面、ランドリーなど用途を絞って活用↓
この3つのレイアウトには、共通する考え方があります!
それは…『動線上に&集約されていること』
さらに…『空間が重なっていること』
独立した収納スペースではなく、動線の途中。
その先に、用途を持った場所があります。
こうすると、常にそこは「通る場所」となり、
足元にモノを置くことができなくなります。
納戸やウォークインクローゼットが、
扉を開けた途端、足の踏み場もない…
そんな不幸を自然に抑える効果、大いにあると思います。
また、収納場所を集約することで、
探し物も、とにかくこの中のどこか!と特定できます。
ちなみに…収納が動線上ということは、
何かのスペースと機能を重ねているということ。
リビング、廊下、ランドリー、等々…
ひとつの場所を多用途に使えると、
家全体のボリュームもほどよくコンパクトに。
まさに、私たちがご提案する
ロフトハウスストアの家のような、
中身のギュッと詰まった空間へとつながっています。
収納スペースをどこにどのように取るか?
私たちが行う設計という仕事の中で、
居心地よく暮らしてもらうために必要な、はじめの一歩です。
★次回は、実際に活用されているPAXの中をチラリと…!
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