リスクを抑えた築古テナントビルの再生。
「?」 築55年超の賃貸ビル
2階の空きスペースを活用できるのか?
「!」 モール型サロン&カルチャーという打出しで出店者を先行募集
→リノベーション
デザイン&プロモーションと発信力で魅力的なテナントモールに
長い間、空きスペースだった築古ビル2階の再生を依頼され、私たちが考えたのはテナントの出店者を先行募集した後にリノべーションするプラン。
モール型サロン&カルチャーと題し「小さく集まり、大きく花ひらく」というコンセプトのもと、相乗効果が見込めるように出店者を関連性のある業種でゆるく設定。集客力の高いテナントモールを目指した結果、募集開始2ヶ月で6区画が埋まりました。
出店者には、待合い等に利用できる共用ホールや水廻りをシェアする仕組みで、開業コストが抑えられるメリットも。
出店者決定後に着工という、オーナーにとってはリスクを抑えた改修工事となりました。
先に出店者を募るという仕組みは、プランニングの段階で期待を抱いてもらえる設計事務所のデザインやそれを可視化するタウン誌のプロモーションや発信力など、ひょうたん島不動産の強みを存分に発揮したアイデアの一事例になりました。
【建築データ】
■延床面積 123.87㎡(約37.5坪)
■設計監理 ナカノジロウ建築デザイン事務所
■施工 アップルハウス
■グラフィック こまデザイン
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